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病院長メッセージ
病院長 : 武中 篤
専門領域: 泌尿器科
本院は「地域と歩む高度医療の実践」の理念のもと、多種多様な職種で構成する様々なチーム医療を通して、安心安全で質の高い医療を地域に提供しています。
臨床研修や専門医研修など、多彩なプログラムで若手医師のニーズに応えるとともに、彼らが自らの目標に向かって真摯に努力し、医療チームの一員としての協調性を備えた、成熟した社会人となるようサポートします。
研修責任者メッセージ
研修責任者: 山田 七子
専門領域 : 皮膚科
本院は、鳥取県西部の中核病院として一次から三次まで数多くの救急患者を受け入れると当時に、地域の病院・医院と密接に連携しながら地域医療を担う役割も持っています。また、大学病院として、各種疾患の集学的治療・先端治療を行うとともに、臨床研究・基礎研究を推進しています。
研修プログラムの特徴としては、平成26年度から、旧来より設けていた自由選択、外科、精神科、小児科、産婦人科、救急・集中治療医、関西たすきがけプログラムに加え山陰たすぎがけプログラムを加えた合計8つのプログラムを展開しています。自由選択プログラムでは、自由選択期間を利用した2年目以降の関連基幹型病院とのたすきがけも可能になっています。外科、精神、小児、産婦人科、救急プログラムはそれぞれ将来外科医、精神科医、小児科医、産婦人科医、救急専門医を目指す研修医にとって、専門医取得を含めた将来のキャリアプランについて、個人の希望と、プログラム責任者や指導医の専門家としての見地から研修プログラムを組み立てることができる最適なプログラムとなっています。関西たすきがけプログラムでは1年目に関西の北野病院や大阪市立総合医療センター、関西労災病院などで研修し、2年目を鳥取大学で研修を行います。山陰たすきがけプログラムは鳥取県立中央病院、松江赤十字病院、松江市立病院、津山中央病院など山陰地方の協力型研修病院で1年目に研修し、2年目を鳥取大学で研修するプログラムです。
本院では、各専門領域が、常に国内外の最新の医療を意識した情報の収集や発信、医療の提供を目指しています。また、分野や職種を超えた横断的な医療を実践し、さらには再生医療・ゲノム医療・医療機器開発等の医療の発展と次世代の人材育成にも力を入れています。地域医療・救急医療など、一般臨床医として必要な基本的診療知識・技術を学び実践していくためにも、このような医療現場での研修は大切であると考えます。
また、大学病院では、今後皆さんが専門領域を持ちながら医師としてのキャリアを継続していく際のロールモデルやメンター(診療、研究、国内外の施設への留学、出産・育児との両立など)となりうる、多様な年代の医師が男女を問わず各専門分野に数多く在籍しており、様々な立場で医療チームの一翼を担いながら活躍していることも大きな魅力です。
初期研修2年間に出会う患者さんや疾患に対して、医師・医療チームとしてどのように対応できたかを1例1例深く掘り下げて考えることは、その後の医師としての目標にも大きく影響します。
是非、多くの関連病院、協力病院と連携しながら前進を続ける鳥取大学で研修をして下さい。
指導医メッセージ
指導医 : 伊澤 正一郎(第一内科)
専門領域: 内分泌代謝内科
「有意義な研修をするために必要なこと」
私は、当時「新臨床研修制度」と言われた現研修制度の第1期生です。医学部卒業時より内分泌代謝内科を希望していましたが、この制度を期に早くから将来を悩んで良かったと思っています。おかげで経験豊かな先生方からの助言も受けられましたし、研修先も将来を考えて選べました。本学には各分野のスペシャリストが揃っています。学生、研修医の皆さんも早くから大いに悩み、その道のプロに相談して頂きたいと思っています。
一方でいざ研修を始めたときの食わず嫌いは禁物です。臨床研修は、専門外を診察する最初で最後のチャンスです。私にとっては、どの科も貴重な経験でした。その面白さをご指導頂いた先生方には、大変感謝しています。また共に研修した同期もかけがえのない存在でした。研修を通じた出会いも大切にして頂きたいと思います。
私の限られた経験ですが、学生、研修医の皆さんがバランス感覚の優れた医師に成長できるよう、今後も少しでもお役に立てれば幸いです。
研修医メッセージ
研修医メッセージ
研修医:中嶋 真大(2年目)
鳥取大学医学部附属病院初期臨床研修医の中嶋真大と申します。私は、本学の初期研修プログラムの1つである、関西たすきがけプログラムを選択しました。市中病院と大学病院の両方で研修を経験した立場から、皆様にメッセージを送らせて頂ければと思います。
様々な特徴を持った病院・研修プログラムがあるように、皆様1人1人が初期研修に期待することは違います。個々の症例とじっくり向き合って臨床能力を磨きたいという方、とにかく症例のシャワーを浴びて経験値を積みたい方、手技を極めたい方、お給料やお休みがしっかり欲しい方、様々かと思います。どこに主眼を置いて研修を積んだとしても、皆さん自身が希望して挑んだ研修であれば、その選択は正解だと私は思います。しかし皆さんが研修先を迷われるのは、皆さんの希望を全て満たす研修病院がなかなかないからです。
そこで私が皆様にお伝えしたい本学の研修プログラムの魅力は、この多くの希望を満遍なく満たせることです。初期研修では救急医療に重点的に携わりたい、手技を積みたいという方には救急・集中治療プログラムや外科専門プログラムが用意されていますし、精神科・小児科・産婦人科と将来の進路が決まっており、それに向けていち早くスタートを切りたい方にはそのプログラムが用意されています。自由選択プログラムや山陰・関西たすきがけプログラムを利用すれば、皆さん自身の希望に沿ったより柔軟な研修が可能です。
私の例では、1年目の市中病院では実に多くの症例に当たり、おそらく本学同期の誰よりも多く手技の経験を積ませて頂きました。お休みは有りませんでしたが、その分お給料は良かったように思います。大学に戻ってからは、時間をかけて複雑な症例とじっくり向き合ったり、学術的・実技的なレクチャーを通じ、臨床能力の基礎を築けるよう日々研修に励んでいます。またお休みの日には、しっかりプライベートな時間も取れています。 簡単ではございますが、私が思う鳥取大学での研修の魅力の一部をご紹介させていただきました。他大学から鳥取大学で初期研修をしてみてもいいかなとお考えの方は、ぜひ一度見学にお越し下さい。本学から鳥取大学に残ろうとお考えの方も、実際の研修についてお気軽にご相談ください。皆様にとって、医師としてのベストなスタートが切れる事を心より応援しています。